■毎日新聞旅行闇歩きツアーに続いて東京サイハテ観光も毎日新聞旅行「風来人」の闇歩きシリーズに続いて、中里和人+中野純(サイハテ学会)が案内する東京サイハテ観光のシリーズも始まります。
ありきたりの風景の中に突然見えてくる、幻のような景色。身近な場所の傍らにあるのに、遠い辺境、最果ての地のような一角。サイハテ学会は、こうした夢と現の狭間にある景色を「サイハテ」と呼んで称美し、日本の名景の再編に努めています。東京のすぐそこにあるサイハテを見つけに行きましょう。
第1回は、2月25日土曜10時半からの「昭和の下町旧向島区横断ハテ狩り〜向島の向こう」。向島は東京一のサイハテの名産地。浅草から見て隅田川の向こうにある「島」は、スカイツリーがそびえて激変しましたが、今も長屋や町工場、商店街が織り成す昭和の下町の姿や音やにおいが遺ります。路地裏に入るとすぐに方向感覚を失う、迷いでのあるこの不思議の島を、東の果てまで大横断します。コースなど詳細とお申し込みは、こちら。
第2回は、4月16日日曜10時から貸切バスで行く「房総素掘りロード〜不思議の昼闇巡り」。房総は首都圏随一のサイハテの名産地。江戸時代から昭和にかけてたくさん掘られた、奇妙な洞窟のような素掘りトンネルを巡ります。ほかにも、光る穴、美しすぎる地下壕、飛行機の巣穴などの昼闇や「海の細道」といった感じの一本桟橋など、さまざまな名景を訪れます。コースなど詳細とお申し込みは、こちら。
旧向島区・ゴム工場地帯の煙突/旧向島区・迷いでのある路地/房総・燈篭坂大師の素掘り切り通しトンネル(撮影:中里和人)
【サイハテ学会とは】
写真家で東京造形大学教授の中里和人、体験作家で闇歩きガイドの中野純らによって2012年に設立。ハテ狩りイベントやサイハテコンテスト、俳句とのコラボイベントなどを開催。前身である「旧道部」は2004年に結成。その活動の成果が『東京サイハテ観光』(交通新聞社、2008年)にまとめられている。
[サイハテ学会フェイスブックページ]
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