だれもがふらりと訪れることのできる場所に、
見たこともないような景色が広がっている。
東京圏は、まれに見る、身近なサイハテの宝庫だ。A5判ソフトカバー192頁
定価(本体1800円+税)
2008年1月21日発行
ISBN978-4-330-98208-3デザイン 祖父江 慎+安藤智良(コズフィッシュ)
■もくじ■■すぐそこにあるサイハテへ 4
■房総手掘りロード 穴の里はタイムトンネルも手掘りだった 17
■吉川サギロード 失われた鷺見が中川縁にあった 25
■横浜根岸 崖ロード オーバーハングもある、大都市に続く大絶壁 33
■奥久慈火打ちロード いにしえの火打石の名産地、玉の川と玉の穴 41
■江戸前番外地ロード 濡れた砂漠と水を鎮める巨像群 49
■「新金鉄道の夜」ロード 新から金へワープする、大都会のローカル線 57
■宗岡 木の電柱ロード 木の電柱が闊歩する、ここは荒川堤外地 65
■渋川 片横丁ロード 都会的密度の横丁と更地がつくる奇景 73
■富士吉田トタンにマネキンロード 山の商店街、整列マネキンの夕暮れ 81
■安行おなり 植木ロード 平成の盆栽村に、江戸の染井を見た 89
■府中 男の郊外ロード アンドロゲンシャワーの降りしきる街 97
■川崎コンビナートロード 音も色も形もにおいも光も、なにもかもやかましい 105
■墨田区八広 煙突ロード 建物のサイハテ、巨大人造茸の世界 113
■熱海 崖っぷちの龍宮ロード 玉手箱は乙姫さまが開けた 121
■京葉 橋の下ロード どうせなら、こんな場所に捨てられたい 129
■吉見千穴ロード 奇観が密集する、異常に謙虚な穴の町 137
■いわきモンスーンロード 東北ディープサウスはモンスーンアジアの北限地か 145
■新橋ガード下の日深ロード 高架の裂け目に辺境がぎっしり詰まっていた 153
■南房総 三日月ロード 増殖する旧道の先に見たもの 161
■南房総 要塞ロード 人間と自然が共作した軍事遺跡的風景 169
■奥秩父ゲルマンロード ナカツンガーに金髪碧眼の秩父人を見た(ような気が) 177
■選景眼とサイハテの精神 185
■MAP 188
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