ストリートグリーンが集う、不思議の島。
長い家と長い庭、長い写真と長い文。
隅田川の東方に浮かぶ、ありえなかった下町で迷う。
中里×中野、カラー写真とモノクロ文章のコラボ本、第2弾。B5判変型ソフトカバー176頁
定価(本体2580円+税)
2004年11月20日発行
ISBN4-89444-383-Xデザイン/高橋正実
■もくじ■この雄々しさはなんだろう〜まさに【路上植物園】の趣で。 21〜23
しかし、長屋街通いを続けるうちに〜過剰なものなのだと思い至ったとき。 34
隅田川左岸の向島界隈には〜かえっておもしろくなったと思われ。 48〜49
かつての東京は激しい噴火活動を〜まさに下町そのもので。 85〜89
家康、秀忠、家光の葵・徳川三代が〜そのアパートの一室にパタンと消えた。 140〜144あとがき 174
■さくいん■【物干柱】【物干美】 21
【この世離れ】 22
【植物の過剰な風景と建物の質素な風景】【庭が溢れて】【長庭】【私家植物園】【路上植物園】 23
【プチ巨木】【ストリートグリーン】【植物の大都会】 34
【アサマ(火山)の都】【接ぎ木型社会】 87
【永久仮設】【ユニットガーデン】【動く庭】【車上緑化】【交通量が多いところは緑でいっぱい】【庭付きの車】【頭上緑化】【アロエヘア】【携帯する庭】【土地を携帯する】【とりあえず美】【解体美】 88
【向草】【とりあえず者】【ヨソ者加減】 89
【家付きの庭】【セイタカアワダチソウからアロエへ】 140
【室内の侵略】【インテリアの流出】【室内の氾濫】【亜室内】 141
【超局地気候】【陸封された人工南国】【東京は南下している】【伊豆八島】【伊豆八百八島】 142
【坪野生】【手狭な野生】【大東京ドームの熱い植物たち】【路地裏の野生】【街角のサバンナ、路地裏の密林】【ミニ原野】【下町のアフロ化】 143
【多肉触感散歩】【庭端】【植物の世間話】【植物の国】【動物型社会】【植物型社会】 144
[ピエ・ブックス]
一口メモ
闇夜の山で迷うように路地裏で迷うことを楽しむ。その意味でこれも、闇の本だと思って書いた。
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有限会社さるすべり( 中野純 + 大井夏代 )